お年玉つき年賀状の発明者

お年玉付きの発案者である林正治さんのアイデアが具現化したポスター
お年玉付きの発案者である林正治さんのアイデアが具現化したポスター

お年玉付き年賀状の発明者は、なんと郵便局の関係者ではないそうです。これもトレビアですねぇ〜。

京都在住の林正治さんは、終戦後の混乱で消息が分からなくなった人達の一助になれば〜というヒラメキから、”お年玉付き”のアイデアに発展したそうです。「正月の風物詩年賀状が復活すれば、消息もわかる、くじを付ければ夢も広がり社会貢献になる。」という素晴らしいものです。そこで、林さんは、近くの郵便局へ行って本省への紹介状を書いてもらい、一人で見本のハガキと宣伝用のポスターまで自作して単身上京したそうです。

発売当初の年賀はがきの値段は、2円。募金付きのものが3円。昭和25年の景品賞品は「ミシン」だそうで、時代背景が解りますねえ。その後洗濯機、タンス。ステレオ、テレビ、海外旅行、パソコンなどとなっていて、とうとう 平成24年に商品は「現金」になってしまいました。これも多様化、物余りの時代世相なのだから、しかたがないのか…。