生前の故人を偲ぶ喪中はがき
喪中はがきは、家族や親戚が亡くなった年の年末に、次の年の新年のご挨拶・年賀状を辞退することをお知らせする欠礼の挨拶状です。
家族や親戚に不幸があった場合は『喪中』として、慶事を避けて喪に服すので年賀状を出しません。
服喪期間は地域や風習によって異なりますが、約一年です。
喪中はがきはいつまでに出せばいいの?
すでに身内に不幸があって喪中はがきを出す予定があるなら
喪中はがきの準備は、相手方が年賀状の準備に取り掛かる前にするといいでしょう。
郵便局の年賀状の販売は毎年11月1日頃なので、10月中旬〜11月上旬には喪中はがきの準備に取り掛かり、発送をできるようにしておくのがマナーです。
12月に身内の不幸があったら?
12月に入ってからまた、年末に身内に不幸があった場合、慌てて喪中はがきを出すと年賀はがきを送ろうと準備していた相手に気を遣わせてしまいます。年末の身内の不幸の際は、喪中はがきを出すのは控えます。
その代わり忌中・松の内があけるまで待ち、松の内があけた後(1月8日以降)に寒中見舞いはがきを送ります。
その際に、12月または年末に身内に不幸があった旨を記載して、なぜお相手に年賀状が送れなかったかを伝えます。
喪中はがきは故人を偲ぶ気持ちが大切
喪中はがきは年賀状のやり取りをする方に送る年賀状欠礼はがきです。故人の遺志を尊重して、生前のイメージに合わせた喪中はがきを送りたいものです。
故人が好きだった花や描かれた花の花言葉、亡くなった季節の花など故人にまつわる花が描かれた喪中はがきを送ることで、思い出を思い起こしたり故人を偲ぶ気持ちがより強くなるのではないでしょうか。
季節の花
上のテンプレートは桔梗、下のテンプレートは彼岸花の喪中はがきです。
桔梗は5月中旬から9月頃まで青紫・白・ピンクの星型の花を咲かせます。日当たりの良い草原で咲きますが、日本では自然環境の変化により絶滅危惧種に指定されています。
園芸店で見られる桔梗の多くは、草丈の小さい矮性種(わいせいしゅ)です。
彼岸花は夏の終りから秋にかけて、直径10センチ前後の赤い花を咲かせます。道端や人里に近い川岸、田んぼのあぜ道などに群生しているので、散歩中に見かける方も多いのではないでしょうか。その名の通り秋の彼岸の頃に開花します。
故人が好きだった季節の花・故人が亡くなった季節の花が描かれた喪中はがきを送るのもいいでしょう。
花言葉
こちらはスズランが描かれた喪中はがきです。
スズランの花言葉は【再び幸せが訪れる(幸せの再来)】【純粋】【謙虚】です。
生前、故人が純粋・謙虚な印象な方であったならイメージにピッタリではないでしょうか。
また、再び幸せが訪れるという花言葉もあるので、【再び幸せに暮らせるように】という願いも込められます。
花言葉から故人の生前のイメージにあった喪中はがきを選ぶのも、趣き深いのではないでしょうか。
育てやすいの花
こちらは百合が描かれた喪中はがきです。
ご自宅で百合を育てたことがある方もいるのではないでしょうか。
百合は鉢植えで育てることができる花です。
種類にもよりますが、花は5月から7月頃に咲きます。
故人が生前、花を大切に育てることが趣味でしたら、思い出の花が描かれた喪中はがきを送れば印象深いものに仕上がるでしょう。
百合の花以外にもご家庭で育てることができる花のテンプレートをご用意しています。故人が好きで大切に育てていた花がデザインされた喪中はがきを送るのもありでしょう。
花に込められた意味
こちらは蓮の花が描かれた喪中はがきです。
花言葉とは別の意味が込められた花もあります。
蓮の花は、仏教では【極楽浄土に導く神聖な花】として知られています。仏具には蓮の蕾・花などがデザインされたものが多くあります。
そんなスピリチュアルな意味合いを持つ蓮の花が描かれた喪中はがきで欠礼の挨拶をするのもいいでしょう。
故人と花にまつわる喪中はがき
喪中はがきをどんなデザインにしようかと選ぶのに悩んだら、故人にまつわる花や花言葉が描かれたテンプレートで作成してみませんか。
わざわざ花にまつわる意味を文字に書いて送るわけではないので思いは伝わりにくいかもしれませんが、花に込められた意味でさりげなく優しさのあふれる喪中はがきに仕上がることでしょう。
喪中はがきに悩んだら【はがきデザイナー】で決まり!
ふち無しはがき印刷本舗がご提供する【はがきデザイナー】では、様々な種類の花のテンプレートをご用意しています。
モノクロのシンプルなものから、カラフルだけど華美でないものまでご用意しています。
文字の大きさやフォント・カラーまで変えられるので、故人のイメージに合った喪中はがきを作成できます。
喪中はがきの制作に悩んだら、ぜひはがきデザイナーでお好みのテンプレートを見つけてみてください。