残暑見舞いはいつからいつまで?
暦の上では、立秋が「秋」の始まりであり、この立秋以降の暑さを残暑といいます。
一般的に残暑見舞いは、立秋〜8月末まで(2022年は8/7〜8/31)に出すことが多いようですが、それは、はがきが届いた方が返信に困らないようにという気遣いから来ているようです。
お天気用語としては、秋分(2022年は9月23日)までの間の暑さも「残暑」といいますが、遅くても「処暑の候(9月7日頃まで)」に届くように送りたいですね。
ちなみに、「処暑」は二十四節気の一つで、残暑はまだ厳しいものの、夏の日差しが落ち着き、朝晩は過ごしやすくなる時期のことです。2022年の「処暑」は、8月23日から9月7日です。
「晩夏」っていつのこと?
「晩夏」は「ばんか」と読みます。晩夏とは、夏の終わり頃のことを意味します。夏から秋へ移り変わる、秋の手前が晩夏です。
暑中見舞いでは、夏を表す「盛夏」を使うことが多いと思いますが、残暑見舞いでは「晩夏」を使うといいですね。
また、8月終わり頃から9月にかけて送る場合、「初秋」(しょしゅう)を使うのもオススメです。朝晩の風に、ほんの少し秋の気配を感じるようになってきた頃に使ってみましょう。
残暑見舞いに使える文例
基本的な文章のつくりは、暑中見舞いと同様です。
時候の挨拶からはじまり、近況報告や安否をたずねる言葉、相手を気遣う結びの言葉を綴り、最後に季節を表す「晩夏」「初秋」で締めましょう。
時候の挨拶など
- 朝夕は暑さが和らぎ過ごしやすくなってまいりました
- 立秋も過ぎて朝夕の風は少しずつ涼しくなっているようですね
- 立秋とはいえ気温の高い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか
- 残暑厳しい折いかがお過ごしですか
近況報告や安否を尋ねる言葉など
- 私どもも暑さに負けず元気に暮らしております
- おかげさまで今年の夏休みは家族とのんびり過ごしております
- おかげさまでこの夏は体調を崩すこともなく健康に過ごすことができました
相手を気遣う結びの言葉など
- 残暑厳しき折どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます
- 夏の疲れが出やすい時期ですが、どうぞご自愛のうえお過ごしください
- 晩夏とはいえまだまだ暑さが続きそうですがくれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます
日付
- 令和○年 晩夏
- 令和○年 初秋
出すのが遅れてしまったら、秋のご挨拶はいかがでしょうか
早めに出そうと思っていても、日々の忙しさで、あっと言う間に8月も終わりに近づいてしまいますよね。そんな時は、秋のご挨拶に替えてみてはいかがでしょうか。
「残暑お見舞い申し上げます」の見出しはつけず
- 新涼の候 いかがおすごしですか
- 初秋の候 皆様におかれましては ますますご清栄のこととお喜び申し上げます
といった時候のあいさつから入る文面を書きましょう。
暑中見舞い、残暑見舞いをいただいている場合はそのお礼と、返事が遅れてしまったことのおわびも書き添えるといいですね。
暑中見舞い、残暑見舞いにとらわれることはありません。大切なのは、相手を思いやる気持ちです。夏のご挨拶をまだ出していない方は、秋のご挨拶で近況報告はいかがでしょうか。
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