意外と知らない?出す前に再確認!
仕事関係の年賀状や、お世話になった目上の方への年賀状は、いつも以上に気を使いますよね。
せっかく素敵な年賀状を作っても、宛名の書き方を間違えてしまったら、台無しです。
そんなことにならないように、事前に宛名のルールを確認しておきましょう!
縦書き?横書き?
ちなみに、年賀状はどちらが表面かご存知ですか?
年賀状は、宛名を書く面が表、デザインをする白紙の方が裏となっています。逆に思っていた人も多いのではないでしょうか。意外と表・裏という表記は分かりづらいですよね。ですので、今回のブログでは宛名を書く表面を宛名面、元々白紙の裏面をデザイン面と呼んでいきます。
日本語は縦書きが正式ですので、年賀状の宛名も縦書きがよいでしょう。
特に、目上の方に送る場合は、宛名面だけでなく、デザイン面の賀詞や添え書きなども縦書きにして揃えることをおすすめします。
親しい友人に送る年賀状などは、横書きでもOK。デザイン面の文字が横書きの場合、宛名面も揃えて横書きにするとよいでしょう。
宛名の書き方〜ご家族宛て〜
- 世帯主は1番右側に書く
- 世帯主の隣に、妻、お子さんの順番に書く
- 世帯主以外の名字は名字を省く
- お子さんの名前は省略可(世帯主・世帯主の妻だけでも大丈夫です)
- 敬称は全員につける(世帯主・世帯主の妻は「様」、お子さんは「様」ではなく「くん」・「ちゃん」でもOK)
- 大家族の場合は、世帯主+ご家族様(世帯主の妻やお子さん達)と省略可
宛名の書き方〜企業宛て〜
- 同じ企業に複数人お世話になった方がいる場合、それぞれの方に個々で年賀状を送ること(連名不可)
- 順番は、企業名→部署名→肩書き→役職→名前
- 敬称は名前のみにつける
- 株式会社を(株)と省略不可
- 同じ企業で同じ部署に所属している複数人に出す場合は、「部署名+御中」
- 同じ企業で別々の部署に所属している複数人の人に出す場合は、「企業名+御中」
漢数字の書き方
住所の番地等を数字で書く場合、「十」か「一〇」...迷いますよね。
例えば10を漢数字で書く場合は「十」か「一〇」、どちらでも問題はありません。
ただし11から13までの数字を漢数字で書く場合は、十を使うのがおすすめです。
十 一
一 一
「十一」の方がわかりやすいですね。
また23を漢数字で書くと
二
三
となってしまうため、「十」を入れたほうが読みやすいでしょう。
表記の仕方はどちらでも問題ありませんが、番地や号で表記の仕方は統一させましょう。
✕ 十一番七四号
○ 十一番七十四号
縦書きなら漢数字じゃなくてもOK
漢数字は分かりづらいし面倒!という場合は、算用数字(アラビア数字)で書いてもOKです。
アラビア数字が2桁や3桁の場合、数字の部分だけ横並びで書きましょう。
12
番
345
号
丁・番・号などを省略して書く場合に【|】を使うと思いますが、この時には数字の1と区別がつくように注意が必要です。
いかがだったでしょうか。
ちょっと面倒ではありますが、間違えた宛名の書き方をしてしまうと、相手にきちんと届かなかったり、気分を害してしまったりするかもしれません。
宛名の書き方を確認して、お世話になった方々に、気持ち良い新年の挨拶をお送りしましょう。