年賀状印刷でのプリンタートラブル

故障?操作ミス?プリンタートラブルの原因

プリンタートラブル

今では、プリンターも様々な機種があり、自宅で簡単にきれいな印刷が楽しめるようになってきました。

 

しかし一方で、使いこなせていない人も多いはず…

 

一度は経験するプリンタートラブルの一例をご紹介。


印刷が汚い…

思ったようにきれいな印刷ができないことってありますよね。プリンターに問題があるのか、データがいけないのか...その原因は様々です。

スジが入る

印刷にスジが入ってしまっていたら、プリンターに原因があることが多いです。

 

インクジェットプリンターは、印刷する時に細いノズルからインクを吹き出して色を出しています。そのため、プリントヘッドに残ったインクが固まったり、埃がついてしまったりすると、目詰まりして印刷がかすれてしまうのです。 

 

解決法としては「ノズルチェック」機能を使いノズルの目詰まりを確認し、目詰まりしている場合は、プリントヘッドのクリーニングを行うとよいでしょう。

 

それでも良くならない場合は、設定が違っていることも...。用紙の設定を確認してみましょう。

写真がきれいに印刷できない

様々な原因が考えられますが、その中でも多いのが、データの解像度の問題です。

 

写真データには解像度と呼ばれる表示における細かさを示す数値があります。この数値が高ければ高いほどきめ細かいきれいな印刷になり、低ければガタガタした目の粗い印刷になります。年賀状印刷をするなら、300〜350dpiほどの解像度が必要になります。

 

最近ではLINEで写真を送り合うシーンも多いかと思います。通常LINEのトークやアルバムで写真を共有する場合、通信容量やサーバーの負担を抑えるために、サイズが自動的に圧縮されてしまうということを覚えておきましょう。 折角きれいに撮影していても、LINEで受け取った写真では、きれいに印刷できないことが多いのです。オリジナルの画質で送る方法もあるので、注意して使用して下さい。

 

低い解像度の写真データは、Photoshopなどの専用ソフトを使った加工で多少はよくなりますが、限界があります。写真を貼り付ける範囲を小さくするか、写真自体を変えるか、もしくは粗い画像のまま妥協するかの選択が必要です。

 

ちなみに、iPhoneで「.HEIC」という拡張子があるのはご存知ですか?これは高い画質を維持しながら、高圧縮で保存する形式です。iOS 11が搭載されたiPhoneでは撮影した写真がこの形式で保存される設定になっていますが、また表示できる環境が整っていないのが現状です。年賀状をパソコンで作っている方で、写真が開かない...なんてトラブルがあった時は、ファイル形式をチェックしてみて下さい。

色が違う

パソコンやスマホの画面で見てる色と、印刷した色が違う...これは、インクの問題であることが多いですが、見え方の問題も大きく関わってきます。

 

パソコンやスマホのモニターはレッド(Red)・グリーン(Green)・ブルー(Blue)の光の三原色「RGB」、印刷物はシアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)の色材の三原色にキープレート(Key plate)である黒を加えた色「CMYK」で全ての色を表現しています。それぞれ色数や再現できる領域が異なるため、両方を同じ色で再現することは難しいのです。

 

また、印刷する紙によっても色は変わってくるほか、自然光か蛍光灯かの環境によっても見え方が大きく変わります。要するに、画面で見たままの色を印刷することは難しいということです。

 

「廃インクタンクがいっぱいです」

廃インクタンクってどこ?

廃インクタンクがいっぱいです」というメッセージが出て印刷ができなかった方はいませんか?

 

ほとんどのインクジェットプリンターにこの廃インクタンクはあります。廃インクタンクとは、印刷で余分に出たインクやヘッドクリーニングで出たカスをためるパーツです。

なぜカスが貯まるの?

では、どのタイミングで廃インクタンクにカスが溜まっていくのでしょうか。

 

一つ目の原因はヘッドクリーニングです。ヘッドクリーニングは、プリントヘッドの詰まりを除去するために、大量のインクを使用して乾燥したり異物が詰まった部分を流し出してきれいにします。その際のインクは、全て廃インクタンクに貯められます。

 

二つ目の原因は、ふちなし印刷です。用紙いっぱいに、ふちの無い状態での印刷は、ふちギリギリに印刷しているわけではありません。ふちからオーバーした状態で印刷して、余ったインクを廃インクタンクに貯めているのです。なので、繰り返しのふちなし印刷は、廃インクタンクの寿命を縮めることとなります。

廃インクタンクを交換するには

廃インクタンクがいっぱいになると、ほとんどの機種でメーカー修理対応になります。部品だけ取り寄せて、自宅で交換はできないのです。

 

メーカー修理は1万円前後かかるため、交換の部品代を合わせると、安い機種なら新しいプリンターが買えちゃいますね。

頻繁におこる紙詰まり

紙を入れすぎていないか

給紙トレイに入れる用紙は、プリンターごとに上限が決まっています。入れすぎてしまうと紙が上手く送られません。紙の量を調節してみましょう。

プリンター内部に異物が落ちていないか

何度も紙詰まりのエラーが出る場合は、プリンター内部に用紙の切れ端など異物が落ちている場合が多いです。プリンターを内部がよく見える位置に移動させ、確認してみましょう。

用紙の位置がズレていないか

プリンターには用紙ガイドがあるものがほとんどで、用紙とガイドが合っていないと、斜めに給紙され、紙詰まりの原因となります。用紙に合わせて、ガイドを調節してみましょう。

紙が曲がったり折れたりしていないか

年賀状ハガキはある程度厚みがあるので、折れていればすぐに気がつくと思いますが、気をつけなければならないのが曲がり(反り)です。通信面の印刷をしたら紙が反ってしまった...なんてこともあるかと思います。

 

一度反ってしまったハガキは直すのも一苦労...紙詰まりも起こしやすくなるので、要注意です。

 

ちなみに、最近ではハガキに銀塩写真を貼り合わせている「写真年賀状」がよく見られますが、実はこれは家庭用プリンターとはあまり相性がよくありません。

 

写真年賀状は銀塩写真とハガキを貼り合わせて、四辺を裁断して作られています。そのため、通常のハガキより厚みがあり、その上、一回り小さくなっています。プリンターの機種によっては、使用できない用紙として表記されているものもあるため、取扱説明書をよく読み、正しく使いましょう。

2021年 プリンター事情

インク代が高い…

最近、我が家でも新しいプリンターを買いましたが、その時に思ったことは「インク代が高い…」ということです。一昔前よりも、家庭用プリンターで高画質の印刷できる反面、インク代がかなり高くなっているように感じます。たまにメーカーのものではない安いインクもみかけますが、これらは目詰まりなど起こしやすいので、注意が必要です。

 

ちなみに、エコタンクモデルと呼ばれるインク代が安い機種も出ていますが、逆に機種代が高くなってしまい、我が家では結局普通のインクジェットプリンターを購入しました。プリンターの寿命は3〜5年と言われていますので、家庭での使用頻度を考えたご購入をおすすめします。

予約2か月待ちも⁉

そもそも、今市場ではプリンターが不足しているのはご存じですか?

 

コロナの影響でテレワークやオンライン授業が増え、プリンターの需要が一気に高まった上に、世界的な半導体不足が原因で一部家電製品の確保が難しくなっているようです。

 

店頭に並んでいるのは一部機種のみで、希望する機種を購入したい場合は、1~2か月待ちというのが一般的のようです。時期によって状況は変わるので、この記事をよんでいるころは、もしかするとこの状況は改善かれているかもしれませんが、コロナ禍において生活の様々なところに影響が出るということは、当分続きそうですね。

2022年 年賀状印刷はどうする?

自宅でのんびり、プリンターと向き合っての年賀状作りもよいですが、思っていた以上にお金がかかったり、トラブル続きで時間もかかったり… 年に1回年賀状の印刷をするためだけに高いプリンターを購入するより、実は年賀状印刷は業者に頼んでしまった方が、トータルで安くなる場合もあるんです。

 

今年の年賀状印刷は、ふち無しはがき印刷本舗でのご注文も是非ご検討いただければ幸いです。

 

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