年賀状作成をする時に注意すること
先日、2022年の年賀状デザインが発表され、徐々に来年の年賀状のことを考える時期になってきました。
0からデザインして作れればいいのですが、それも難しいですよね。素材をダウンロードしたり、写真を使ったり...そんな時気を付けなければならないのが著作権です。年賀状作りにおいて著作権に関わることって何でしょう。
フリー素材って何?
著作権とは、作品を創作した者が有する権利です。インターネット上には様々な写真やイラストがありますが、それら一つ一つには、この著作権が存在します。勝手にダウンロードして使ってしまうと、法律上罰せられることもあるため、注意が必要なんです。
そんな時、役に立つのがフリー素材。インターネットで検索すると「無料でダウンロードOK」「編集・商用利用OK」の素材はたくさんあります。テンプレートから、賀詞やイラストなどの素材も多く、それらを使えばオリジナルの年賀状が簡単に作ることができます。
ただし、フリー素材とは言っても、著作権はダウンロードサイト側にある場合が多いため、利用の際は注意が必要です。特に、人気キャラクターなどのフリー素材は「限られた使用にのみOK」と利用の範囲を設けているものも多いため、利用規約は必ず読むようにしましょう。
写真館で撮った写真は自由に使える?
七五三や成人式に、写真館で撮影することありますよね。では、撮影した写真は自由に年賀状などに使っていいのでしょうか?
実は、写真を購入した場合でも、その著作権は撮影した側にあるため、自由には使うことはできません。あくまでも支払った代金は写真に対する代金のため、それを元に複製を行うことは禁じられています。ちなみに、データで購入した場合も同様です。「私的使用のための複製」は法律でもみとめられているため、あくまでも自宅用にコピーすることはOKですが、年賀状のような多数の他人に印刷して配布する行為は、私的利用に該当しないのです。
とはいえ、実際にはそれによって警告を受けたり、告訴されたりするケースはほぼありません。黙認されるケースがほとんどのようですが、厳密にはNGだという認識を持つことが大切です。