年賀状に金銀箔押し加工サービス

年賀状のふち無し印刷のサービスを初めて8年、お年玉付き年賀状に切らずに貼らずにカラー印刷をする技術を開発しサービスを提供してきました。多くの個人法人のみなさまにその価値を評価いただき、述べ150万枚を超える年賀状の印刷をおこなってきました。

お客様は拘ったデザインを自身で制作されて当社が心を込めて印刷し提供する。その年賀状が毎年正月にお届けできる。嬉しさと共に責任を感じるところです。

そこで、拘ったデザインにさらに付加価値を付けるにはどうしたらいいか。日本の伝統文化である「年賀状でご挨拶」に当社として何を提供できるか?その答えが「箔押し加工」です。

箔押し加工とは

箔押し加工にも最近様々な方法があります。金銀などの特色インクを印刷する方法、シールを貼る方法、箔をローラーで圧着する方法などがあります。ここまでの方法は、擬似的な方法で、厳密には「箔押し」ではなく、「特色印刷」または「箔の印刷」と言ったほうが実態に則しています。

当社では、本格的な「箔押し加工」にこだわりました。本格的な「箔押し加工」とは?と疑問に思うかもしれません。それは、箔を熱で年賀状に圧着させるために凸状の金型から作り、箔押し機で圧着させる方法です。この方法の良さは、年賀状の箔押しをした部分に微妙な凹凸ができる点です。箔のエッジが凹になり、全体が凸となる状態です。この凹凸がデザインに微妙な質感を提供します。弊社ではその点にこだわり、安定した加圧のできる箔押し機を探しました。

年賀状印刷で使用している箔押し機
箔押し機

当社の箔押し機は、このような昔から使われている機械です。年賀状に1トンという力を均一に加えることができる機械です。


用意した箔は、金と銀

年賀状印刷で使う金箔と銀白
当社で利用している金と銀の箔

初年度ということもあり、準備した箔は、金と銀。日本古来からある金箔と銀箔の色を再現した美しい箔を準備しました。


箔押しの金属版の種類

年賀状印刷で使う箔押し版
当社で準備済みに年賀状用箔押し版

当社では、箔押し用の金属版として銅板を使っています。また、オリジナル版で少量の利用で完了してしまう場合は、亜鉛板やホットポリマーダイを利用しています。
選択の基準は、箔押し回数で、永続的に利用する当社のストック版は銅版で、使用が限られたものはホットポリマーダイを利用しています。ホットポリマーダイは、樹脂で出来ているため、無公害で製造ができ、環境に優しい素材だからです。


ストック版

箔押し加工用にあらかじめ補修しているストック版
当社であらかじめ保有しているストック版

当社では、賀詞や干支などをあしらったデザイン版をあらかじめ用意しています。お客様には、お好きなものを選んでいただき、お客様の制作されたデザインを印刷した後、お好きなところに箔押しをいたします。

デザイン版のデータは、Adobe Illustratorのデータを用意しています。お客様がAdobe Illustratorのデータを取り込むことができるソフトでデザインしていた場合は、ご入稿されるデータに箔押し版を入れて箔押しする位置をお知らせください。

取り込めないソフトで作ったデータでご入稿の場合は、どこに箔押しするのか希望する場所を教えてください。

なお、ストック版のサイズはあらかじめ決まっておりますので、縮尺はできません。


オリジナル版

オリジナル版は、お客様が自由にデザインできる版のことです。データはAdobe Illustratorで制作したデータのみとなります。また、箔押しは、網点での加工はできません。ベタのデータとなります。
また、金属版の加工や箔押し加工の特性上、箔のサイズは、高さ140・横92mmが最大で、箔押しもふち無しが可能です。箔の面積はハガキの50%までとします。また細線の限界は1mmとします。角は、半径0.3mm程度丸くなります。