逓信総合博物館(郵政研究所付属資料館)の発行に「年賀状の歴史と話題」から転記しよう。
平成8年に発行されたこの印刷物では、年賀状の期限は、11世紀中頃・平安時代後期以前から有ったとされています。この時代の儒学者であり文人である、藤原明衝((ふじわら の あきひら、永祚元年(989年) 治暦2年10月18日(1066年11月8日)によって年賀状の例文が書き残されるいることが根拠だと説明されています。年賀状が服から社会に値を下ろし、日本の文化として育ってきたものでるが、その歴史と経緯は意外と知られていないとあります。是非、「年賀状の歴史と話題」をご覧あれ!

年賀状制度はいつから

年賀特別郵便規則が公布されたのは、1906年明治39年です。なんと法律として年賀状精度があるんです。トリビアですねぇ~。郵便規則((http://law.e-gov.go.jp/haishi/S22F01401000034.htmlこの中に第九節に年賀特別郵便という記載があります。特筆すべきは、「十二月十五日から十二月二十八日までの間に引き受け、…翌年一月一日付けの通信日付印を押印し、翌年一月一日の最先便からこれを配達する。」とあり「押印は、当該郵便物が料額印面の付いた郵便葉書であるとき(つまりお年玉つ付き年賀状かお年玉付き切手を貼った私製はがき)は、これを省略することがあるものとする。」とあります。

この制度ができた経緯としては、明治20年頃から年賀状が流行り配達が間に合わなくなって混乱したことにより、制度化することで解決を試みたという説があります。